無敵の思考 (6)

『無敵の思考』（大和書房）[著]ひろゆき

この本を読んで感想などを少しずつ書いていく備忘録シリーズ！

Ｐ．１２

>ギャンブルは、やり続ける限り絶対に損をします。
>お金に余裕があって、損することを前提でやっているのなら別にかまいません。

「ギャンブル」とひとことで言っても色々ある。

・パチンコ
・スロット
・ルーレット
・競馬
・競輪
・競艇
・宝くじ
・ロト6／ロト7
・ナンバーズ
・toto

…思いついただけ書いてみた。

「こち亀」の両津勘吉は「宝くじは努力していない」と言っていた。
確かに、競馬やロトは過去のデータを分析して買う場合があるから、ある種「努力」していることになる。
一方、宝くじは売り場の店員さんが適当に選んで渡す。こちらはそれを受け取るだけ。数字を選ぶことはできない。完全に「運」のみ。
だから優劣を付けるならば、競馬やロトのほうが血と汗と涙の結晶で、インテリな感じがする。

だけどはっきり言っておく。
その「努力」はほとんど無駄に終わるだろう。
過去のデータはまず当てにならない。
なぜなら、それが当てになるならほとんどの人が当たっているはず。
そして、私も当たらなかった。
私は「ロト6が当たる本」を４，５冊買った経験がある。
今でもまだ本棚にある。
数字が書かれたカードを複数枚組み合わせて当てる…などという、いま思えば何の根拠もないわけのわからないものまで買った。
そのカードを使って、ああでもないこうでもないと試行錯誤した。
「努力」をした。
その結果・・・ほとんど当たらなかった。
1000円（数字６コ中３コ的中）が１回当たっただけだ。
そんなのは当たったうちに入らない。
だって、1000円だったらそんな本を買う前だって当たっていたから。
しかも、ビギナーズラックで初回購入のときにいきなり当たったくらいだ。
ということで、過去のデータは当てにならない。
私が証明した。
もう一度言う。
ギャンブルでは稼げない。
ギャンブルで高額当選するのは、私がこの記事でレッドスターを獲得するくらい難しいことだ。
この記事にレッドスターを付けたいか？
付けたくないだろう？
もったいないだろう？
そういうことだ。
悪いことは言わん。
諦めろ。
俺も諦めている。

ただ、これは悲観的になるのとは違う。
私は決して悲観的になってはいない。
その本の出版社に対して『当たらないだろ！責任取れ！バカヤロー！』などとクレームを付けたこともないし、これからクレームを付けるつもりもない。
それはなぜか。
色々と数字の統計を取って楽しめたからだ。
むしろ楽しい時間をいただけたことを感謝している。
ギャンブルというのは、そもそも楽しむことが一番大事だと私は考えている。
私は楽しめた。
しかも私の場合、「ギャンブルでは稼げない」ということがわかったから、これは収穫だ。
まったく「失敗」ではない。
「当たらない」ということを理解するためには、そういう経験が私には必要だったのだ。
「この方法ではうまくいかない」ということがわかったから、これは私にとって「成功」体験だ。
これらの経験から私が得たモノは計り知れないくらい大きい。
ロト6の一等２億円に匹敵するくらいの価値がある。
これは決して自分に言い聞かせているわけではない。

…いや。
さっきからちょっと自分でも無理があるなとは思っている。
さすがに、この経験に"２億円に匹敵するくらいの価値"があるとは思えん。
それは訂正しよう。
大げさですまなかった。
本当に・・・すまないと思っている。　by　ジャックバウワー

LOTO6