沈黙と受容と感謝

好きな作品と人物について書く

サザエさん症候群

子供の頃は【サザエさん症候群】に悩まされていた。
日曜日の夕方6時30分から放送されていた「サザエさん」を見かけると必ずと言っていいほど体調が悪くなったのだ。
同じく日曜日の夜8時00分から放送されていた「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」の時間帯になると、体調不良はピークに達していた。
高田純次がふざけていても笑えなかった…。
  (高田純次の本は何冊か持っている)
「元気」どころか「病気」になりそうだった。
とにかく頭痛と吐き気がひどかった。
子供の頃はそんな自分が異常なのだと思っていたが、大人になってからいろんな人の話を聞いて、自分だけじゃないことを知り、少しホッとした。
 
もうひとつ、子供の頃から常に色々と考える癖があり、一時期このことで真剣に悩んでいた時期もあった。自分はおかしいのではないか、と。
しかし、ある時期から書店で「考えない練習」だとか「反応しない」などというタイトルの本をよく見かけるようになり、『あぁ、自分だけじゃなかったんだな。これは人として特別おかしいことではなかったのだ。』と知り、少し安心したことを覚えている。
だから、現在はそういう部分が自分の中にあってもかまわないと思えるようになってきた。
普段から色々と妄想してしまう癖だって決しておかしくはないのである。
人間である限り、みんな普段から色々と妄想しているのだ。
もちろん、妄想の内容は人それぞれだろうが、とにかく誰しも妄想しまくっている。
自覚しているかしていないかだけの違いなのだ。
ということは、考えようによっちゃ自覚しているだけまだマシだとも言える。
もう認めてしまったほうがラクだぞ。
「あなたは集中力ありますよね」と言われたことがあるけれど、私は集中力なんて全くない!
10分くらいしか集中できない。
本を読んでいてもドラマを見ていても、途中で違うことを考え出してしまう。
 
この記事を読んでいるあなたも、読みながら違うことをバンバン考えているかもしれない。
だけどそれでいいんだ。どんどん違うことを考えてくれ。
記事内容はサーっとテキトーに読み流してもらってかまわない。
なんならこの記事の内容すべて今すぐ忘れてくれたっていい。
いっそのこと私の存在自体も忘れてくれていい。
ん?
もう忘れられない存在になってる…だって?
あっはっは!  
そう言ってもらえて嬉しいよ、ありがとう。

 

(補足)
  サザエさんは、じゃんけん強い!