感謝と、裸の大将。
感謝
ブログ村に毎回出入りしてくださっている方、どうもありがとうございます。
ブックマークもありがとうございます。
ほんの少しのことでも、私にとってはすごく嬉しいです。
どれくらい嬉しいのかをたとえるならば…
『裸の大将 放浪記』(テレビドラマ)
第43話「清がサーカスにやって来た」
色々な問題が起きてサーカスを続けられないかもしれない状況になった場面。
↓ちょっと端折って書くと…
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団長 『この際、辞めたいと思っている人がいたら遠慮せず申し出てくれ。すでにバンドの全員は辞めた。』
団員A『全員じゃありませんよ。ひとりを除いて・・・私は最後まで残ります。』
団員B『団長、心配しないで。私たちお給料なんていらないから。ねっ!』
団長 『しかし…(サーカスを続けるためには)金がいるんだよ!』
山下清『…お、お金なら…ボクあるんだけどな~。』
団員C『清が?』
山下清『はい。150・・・』
団員D『150万円か?!』
山下清『150円な・・・』
団員C『バカヤロー!』
山下清『30円残しておいて120円にしようかな。いつもご飯食べさせてもらってるお礼・・・』
団員C『いいかげんにしろよ!(怒』
団長 『清・・・ありがとう。気持ちだけ嬉しくいただいとくよ・・・。』
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<役>
山下清:芦屋雁之助
団長: 佐野浅夫
団員A:横山あきお
団員B:五月晴子
団員C:赤塚真人
団員D:荒井注
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↑この団長の心境くらい嬉しい。
お金に換えられない、なんというかほっこりさせられるような気持ち。
感謝の気持ちって、心の中で思っているだけでは相手に伝わらないので言葉にすることが大切だと思います。
そしてできれば、その都度その場所でその相手に伝えるのがベストではないかと。
私はできるだけそれを心がけています。(実践できているかどうかはわかりません)
ただ、あまり何度も言い過ぎて一つひとつの感謝の言葉を軽く見られても残念なので、私は不定期に言うことにしています。
自分の心の中の感謝の気持ちに関しては、何事も当たり前に思ってしまうと忘れがちになるので、常に何に対しても持つようにしています。
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裸の大将
「裸の大将 放浪記」
DVD-BOXを持っていて、現時点で全ての回をもう10回近く観ています。
サーカスの回は好きなシーンが多かったです。
この作品は、
物語の内容、流れる音楽、日本各地(たまにはヨーロッパ)の風景なども楽しめる上、
役者さんの演技・雰囲気に関しても、
もちろん「下手」ではなく、
「上手(に見える演技)」でもなく、
ほとんどみなさんごくごく自然な感じなので、
すべて何の違和感もなく安心して観ていられます。
いろいろと学ばされるシーンも多く、
自分の損得に関係なく他者のために動いたり、
自分が理不尽な目に遭わされてもその相手を恨まず、むしろその相手を助けたりとか、
この作品を観ていると…
「こういう人間になれたらいいな、なりたいな。」とか、
「こういう生き方はかっこいいな」とか、
そう思わされるような、理想型の人間がたくさん出てきます。
他にも見所があって、
「裸の大将」にしても「浅見光彦」にしても「水戸黄門」にしても、
最初は「おまえみたいな奴はどっか行け!シッシッ!」みたいな邪険な態度を取っていた人が、
相手にそれなりの知名度や地位があるとわかりきや、
急に手のひらを返して「先生!」と呼んだり、「あなたは素晴らしい!」と媚びへつらいはじめます。
ホント嫌な奴だよな~って。
他にも、あとになって「高貴なご身分のお方とは知らずに失礼つかまつり候」みたいなこと言うキャラがいます。
一見「今までは自分のいたらなさに気付きませんでしたがようやく目覚めました」="改心"っぽく見えますが、
ツッコミどころは満載です。
『じゃあ"高貴な身分のお方"でなければ無礼な態度や言動をとり続けてえぇんかっちゅーねん!
やっぱりまだ分かってないよな、こいつ。
結局"差別している"という点では前と変わっとらんがな!
"障害者を差別している人"と"障碍者を神格化している人"の本質が同じなのと一緒や!』
・・・う~ん、でもそういうツッコミするとクレーマーになるかもなぁ。
…みたいな感じで、感情移入して頭の中で色々考えたりツッコミを入れたりして観ていると、
そういうシーンは何回見てもおもしろく、
現実にそういう人っているよなぁなんてことを思い出したら不快にもなり(笑)、
とにかく、人間の心理や人間関係がよく表現されているなぁと感心させられます。
「裸の大将」には私の好きな俳優さんが割と多く出てきます。
(現在はほとんどの人が亡くなっている…悲しい。)
本当は一人ひとり挙げていきたいのですがすごい数になりますし、
挙げるからにはその人の良いところ私が好きなところをいっぱい書きたくなってくるので、
たくさんたくさん表現したくなってくるので、
書き出したらまた長くなるので、
長文を書くと読んでいる人も疲れると思うので、
でも一生懸命書いたとしても記事の最初から最後まで読んでいる人はほとんどいないと思うので、
だから長く書いてもきっと誰も疲れないだろうから大丈夫だと思うので、
だけどもし読んでくれてる人がいたとしたらそれはそれで気の毒なので、
相手を疲れさせてしまったら申し訳ないので、
疲れてくるとおなかがすいてくるので、
とくに、ボクの場合はおなかがすくと頭が働かなくなるので、
お、おむすびを食べたくなるので、
おむすびをもらうと、お、お礼に絵を描きたくなるので、
で、でも、た頼まれた絵は描けないので、
も、うすでに、おなかが、すすきはじめて目が回ってきたので、
さ、さっきから自分が何を言ってるのかよくわわからないので、
今回はこのあたりにしておきます、終わり。
・・・!?
なんか山下清(役:芦屋雁之助)のモードで文章を書いてたらすごくラクなことに気付きました。
普段考えているような&思っているような、
「誤字脱字はないかな?」とか、
「変なかき回しになってないかな?」とか、
「違う意味合いで捉えられたりしないかな?」とか、
「文章下手くそかな?」とか、
「突っ込みたがる人いるかな?」とか、
「がんばって書いても誰も読まないのかな?」とか、
そんなことな~んも気にせず自然と楽しく書けました。
もし何か突っ込まれたとしても、
「ボクは要領が悪くてこういう生き方しかできないので・・・ごめんなさい」と言えばいいし、
それでも悪く言ってくる人がいたら「あぁこの人はこういう人なんだな」と割り切って、
あとは天に任せて流れに逆らわずに生きていけばいいのではないでしょうか。
人生って本来そういうものでしょうね。
「裸の大将」を観てて、
"どういう生き方がラクか"のヒントを教えてもらえているような気がします。
今回は「裸の大将放浪記」をベタ褒めしてみました。